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仕事で大失敗、もう辞めたい【チャンス:失敗をきっかけとして、第一人者になれます】

失敗を責められる
  • 仕事で取り返しのつかないミスをしてしまった。自分を責めたい・・・
  • 上司からも相当怒られた。完全に嫌われた・・・
  • もう、この会社にいられない。辞めたほうがいいかも・・・

仕事でミスしてしまうことはありますよね。
私もこれまで大きな失敗を何度もしており、そのたびに落ち込んだりしていました。

この記事では、仕事でミスをしてしまった時の対処方法をご紹介したいと思います。

本記事の内容

  • 仕事のミスで落ち込んでいる時にやるべきこと
  • 失敗から立ち直るたった一つの方法
  • 失敗から立ち直るコツ
  • それでも仕事を辞めるべきか

結論としては、失敗したことを放置せず、完全に自分のものになるよう、習得することです。

逃げたくなる気持ちをなんとか払拭し、自信を持つことが何よりの解決策となります。
ただ、精神論ではうまくいきませんし、ヘタをすると病んでしまいます。

以下では、私なりの対処方法を説明していきます。

仕事のミスで落ち込んでいる時にやるべきこと

失敗は誰もがしてしまうことです。

もちろん、あなただけが責任を負わされることではありません。
上司も事前に問題を発見しなければならない責任はあります。
会社こそ、組織力で個々の問題をカバーすることが求められます。

とはいえ、回避する方法はあったかもしれないと、凹んでしまいますよね。

まずは、失敗をしてしまい、落ち込んでいる時にやったほうがいい、おすすめの方法をご紹介します。

いったん忘れる!

ズバリ言います。
起きてしまったことは、しかたありません。
悔やんだところで、なにひとつ良いことは生まれません。
まずは自分を落ち着かせるためにも、しばらくの間、すっぱりと忘れましょう。

そんなことは百も承知、かもしれませんが、それでもぐるぐると失敗が頭から離れないのではないでしょうか。

では、失敗を忘れるためには、どのような方法をとるとよいでしょうか。

失敗を忘れる方法

  • 旅行に行く(景色が良い温泉など)
  • スポーツをする(普段からやっている)
  • 映画を見に行く(単純なアクション系)
  • 連続ドラマを見る(コメディドラマ系)
  • 漫画を読む(少年、少女コミック系)
  • 家族や友人とおしゃべりする(気心の知れた仲)

これらに共通することは、以下のことです。

ポイント

楽に受動的に他ごとに夢中になれることをする

受動的に、ということがポイントです。
少しでも何かに引っかかった瞬間に失敗を思い出してしまうからです。

とにかく大きな失敗をした後は、精神的にとても疲れている状態です。
まずは心の疲れを取るためにも、ぼーっとすることが一番です。

その後、何をするにも、まずは一番負荷がかかっていることを軽くしてやることが重要です。

よく食べて、よく寝る

次にやるべきことは、栄養がある美味しいものを食べて、睡眠をしっかりとるということです。
当たり前すぎてバカにしがちですが、かなり重要なことです。

大失敗という普段にはない状況の中で、実は体力的にもかなり消耗していることが考えられます。
緊張から体がこわばったり、交感神経の高まりから内臓系もダメージを受けています。

また、自律神経の乱れから、良質な睡眠が取れず、最終的には体全体が不調になっていきます。
風邪を引く程度ならまだよいですが、ストレス疾患が出始めると厄介なことになります。

失敗を挽回しようと無理な仕事をしがちです。
ただ、そんな時こそ、体を十分休めて心身ともに回復に努めるべきです。

ここでポイントです。

ポイント

焦ったところでしかたがない。
まずは、よく食べて、よく寝ること。

これをおすすめします。

失敗から立ち直るたった一つの方法

心身ともにリフレッシュできたら、ようやく失敗に向き合うことができるようになります。

ここからは、失敗から完全に立ち直るたった一つの方法をご紹介します。

失敗を極める

私自身、過去に仕事でミスしたことを思い出すのは、正直、今でも嫌なものです。
評価も大きく下げましたし、何より、しばらくの間、周囲の人と顔を合わせるのがつらかったでした。

ただ、迷惑かけてしまったことをなんとか埋め合わせようと、自分なりに努力してきました。

結果的には、失敗したことに対して、誰よりも詳しくなりました。
また、頑張ったことで、信頼すら得られたケースもありました。
そして、最後には自信もつき、得意分野とすら感じることができるようになりました。

これら経験を何度か重ねることで、以下の考えに至りました。

ポイント

失敗は、失敗したことでしか克服できない

誰しも失敗したことに触れるのはつらいものです。
ただ、そのままではいつまでもトラウマとして、心の中で引っかかったままとなります。

完全に失敗を解消するには、失敗したことを極めるしかありません。
腰を据えて、じっくりと失敗に向き合いましょう。

とにかく行動する

失敗の要因は様々でしょう。
「なぜ、あの時、あれをしなかったのか」と延々と考えてしまいます。

一番よくない考え方は、以下になります。

注意ポイント

原因ばかりを考えて(悔やんで)、対策を考えない、実行しない

いくら過去を考えたところで、スッキリすることはないでしょう。
では、なぜスッキリしないのでしょう。

過去のことをいくら考えたところで、何も変わらないことは自分自身がよく知っているから

過去は変えられません。変えられるのは、未来だけです。
失敗を引きずることはやめて、以下の考えに変えていきましょう。

ポイント

自分が納得するまで、対策に向けて行動する

体系的に対策が立てられていなくても、まずは構いません。
自らの意思で行動することが重要なのです。

少しずつ解決していくことで、自分の中で良い方向に変わってきた気がする、と感じることがとても大切な考え方になります。

あなたはすでに第一人者

仕事のミスには、必ず原因があります。
起こるべきして起きた、といってもいいでしょう。

失敗の原因は、仕事の内容、その人の状態、色々ありますが、大まかには以下に集約されると思います。

  • 仕事内容がそもそも理解できていない
  • その仕事をやる意味、目的を理解できていない
  • 仕事を確実に進めていく手順に分解されていない

失敗を振り返るための分析はかなり奥深いので、別の機会で詳しく説明します。

ただ、まずは行動することで、着実に進歩につながっていきます。
自分自身、その過程で失敗要因となったことは強烈に記憶に残りますし、その対処方法も熟知するようになります。

ここでポイントです。

ポイント

大失敗はつらいが、第一人者になる機会でもある

大失敗をすると、いい意味でも悪い意味でも目立ちます。
そこから心機一転、諦めずに挽回していけば、その道で苦労した人、でも今は乗り越えて頑張っている人、という印象になります。

自分はすでに第一人者になっているという考えを持つ、としながら、一つ一つ大切に行動していきましょう。

失敗から立ち直るコツ

失敗から立ち直るには、失敗を極めること、行動することが重要だと説明しました。

ただ、少し当たり前でもあり、失敗に向き合うモチベーションが生まれてこない、となることもあるでしょう。

いいかげん?

そもそも、何が成功で、何が失敗なのか、その基準を誰がどのように決めているのか、考えたことはありますでしょうか。
あるいは、0と1にきれいに分けられるものでしょうか。

もちろん、うまくできていることに越したことはありません。
ただ、どこまでいっても、完璧な仕事というものは存在しません。

むしろ、上司や経営者の方は、こう言われるかも知れません。

6割を目指せ。8割で十分。10割までやろうとするな。

この意図は費用対効果にあります。
以下の図を見てみましょう。

かけた時間と成果

かけた時間に対する、得られた成果(効果)の度合いを表しています。

6割から8割くらいまでは、かけた時間に対し、順当に成果が出ています。
ただその後、10割を目指そうとすると、どんなに時間をかけても、なかなか到達しません。
ひょっとすると到達しないかもしれません。

この記事を見ていただいている方の中には、途中の状態で終わらすことはよくないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
特に失敗しているときは、その後の仕事はしっかりやろうと思いがちです。

ただ、常に以下のことを意識していただきたいです。

  • あなたがかけた時間(=お金)は、お客様にすべて転嫁される
  • もしくは、社員全体の給料やボーナスが下がる

先ほどの図で、価格が高くなっても、お客様は10割を求められるでしょうか。
すべての社員は、給料が下がってでも、10割を目指しているでしょうか。
おそらく、答えはNoではないでしょうか。

仕事でミスをしたくせに「いいかげんなヤツ」と思われたくないかもしれません。
ただ、何事も「いい加減の仕事」つまりバランスが重要なのです。

周囲に対し、自分がこの後やろうとしていること、その達成基準を宣言しながら、チームとして納得しながら進めていきましょう。

強みと弱みは表裏一体

確かに失敗は褒められたものではありません。
ただ、よく言われるように、同じ失敗を繰り返さないことが重要です。
むしろ、失敗で得られた教訓は、必ず自分の成長につながります。

ここで逆の発想をすることができます。
それは強みと弱みは表裏一体だということです。

つまり、こういうことになります。

ポイント

失敗は自分の強みが見つかるチャンス

例えば、以下の例のような失敗をしてしまったとします。
その際の弱み、強みを考えてみましょう。

失敗 計算ミスから、お客様に間違った請求をしてしまった
弱み あまり確認をしないなどの短絡的思考をしてしまうこと
強み スピードが特徴の楽観的思考ができること
失敗 相手先に提供した情報が仇となり、計画が頓挫してしまった
弱み 相手の言いなりとなってしまうこと
強み 相手に寄り添うことができること

物は言いようかもしれませんが、強みの表れであることは間違いありません。

自分にもっと自信を持って、仕事を進めていきましょう。

それでも仕事を辞めるべきか

  • いくら失敗を忘れようとしても、気持ちが晴れない
  • 挽回できないくらいの失敗で、もうどうしようもない
  • 周囲から「辞めればいいのに」と思われている気がする

こんな状況になっていて、自分としては、今の会社を辞めた方がいいと思ってしまっているかもしれません。

こんな時、少し冷静になって考えていただきたいことがあります。

未来を想像する

仕事を続けるべきか、辞めるべきか、思い悩むことでしょう。
そして、どんなに人に相談したところで、結局決めるのは自分です。

考えていただきたいのは、選択肢のことではなく、その後の将来がどうなるか、です。

  • つらい思いをしながら、なんとか食らいつき、いつかは克服して活躍している
  • 今の会社を去る決断をし、新天地で新たなスキルを身につけながら、活躍している

おそらく、正解はないですし、あえて言えば、どの道に進んでも正解と言えます。
(克服できない、転職にも失敗する、などというマイナスの将来は、あえてここでは考えません)

判断軸は一つしかありません。

ポイント

心から楽しい、好きと思える将来に進む

心配は無用です。
まじめに頑張っている人は、必ず将来報われます。

プラスの将来のことを考え、楽しい未来を想像しながら、ゆっくりじっくり考えていきましょう。
それがあなたにとって、最良の方法となるでしょう。

転職については、以下の記事がおすすめとなります。

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まとめ

以上、仕事で大失敗をしてしまった時の考え方、対処方法を説明してきました。

誰しも失敗はあります。
重要なことは、失敗ばかりを悔やむのではなく、行動することです。
その結果、その道の第一人者=プロになっているはずです。

失敗を糧にして、自分が成長している将来を想像していきましょう。

応援しています。

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